HiraiHayai (避雷針検討機能)

HiraiHayai は、Revit モデル上で回転球体法を用いた避雷針検討をサポートするためのツールです。
建物モデル全体を形状として抽出し、その形状に対して計算を行い、下記のような可視化を行います。

1. 起動方法

Revit の「HWLab電気」タブ > 「Hirai Hayai」パネルから各機能を実行します。

  • 解析設定: 詳細な設定ダイアログを開きます(基本はこちらを使用)。
  • 3D保護範囲描画: 設定画面を経由せず、保存済みの設定で保護範囲を即座に描画します。
  • 受雷部検出: 設定画面を経由せず、保存済みの設定で受雷部(落雷地点)を即座に検出します。
  • 建物形状取得チェック: 建物モデルが解析可能な形状(Solid)として取得できるか確認します。

2. 解析設定(メインダイアログ)

「解析設定」ボタンから開くダイアログで、以下の項目を設定します。

基本設定(左側)

  • 保護レベル(球半径): 解析に使用する保護レベル (球体の半径:20m / 30m / 45m / 60m) を選択します。
  • 対象ビュー: 解析対象とする 3D ビューを選択します。選択したビューで表示範囲外のモデルは解析に含めません。
  • リンクモデルを含む: チェックを入れると、リンクされた Revit モデルも解析対象に含めます。
  • カテゴリ選択: 解析対象とする要素のカテゴリ(壁、屋根、電気設備など)を選択します。選択されていないカテゴリは解析に含めません。
  • 地面レベル (mm): 解析上の地面の高さを設定します。
  • 基準解像度 (mm): 解析の基本グリッドサイズです(デフォルト 500mm)。

詳細グリッド計算(右側)

※設定は必須ではありません。
避雷針(受雷部)として扱う特定の要素を、パラメーター条件で絞り込むことが可能です。
設定することで、抽出要素周辺のみ、より高精度な解析が実現できます。

  1. 詳細計算対象フィルタ規則: 「ファミリ名」や「タイプ名」などの条件を設定します。
  2. フィルター適用: ボタンを押すと、条件に一致する要素が「フィルター結果要素一覧」に表示されます。
  3. 詳細部解像度 (mm): 抽出要素周辺のみを細かく計算するための解像度です(デフォルト 100mm)。

3. 解析の実行と結果の管理

ダイアログ下部のボタンで解析を実行します。
解析結果は3Dビュー上に、DirectShapeとして直接生成されます。

  • 3D保護範囲の描画:
    保護される範囲を青い透過形状として 3D ビュー上に生成します。
  • 受雷部検出:
    落雷リスクのある箇所(球体が接触する範囲)を赤い透過形状として 3D ビュー上に生成します。
  • 結果クリア:
    アクティブビュー上の解析結果(DirectShape)をすべて削除します。

4. 操作のヒント

  • クイック実行: 一度設定を「設定を保存して閉じる」で保存しておけば、次回からはリボンメニューの「3D保護範囲描画」や「受雷部検出」から 1 クリックで解析を実行できます。
  • 形状チェック: 解析が正しく行われない場合は、「建物形状取得チェック」を実行して、対象要素を正しく取得できているか確認してください。コマンドを実行すると、取得した建物モデル形状をそのままDirectShapeとして3Dビュー上に描画します。